ルーヴェンをお散歩
お天気が良かった土曜日にベルギーの
ルーヴェンという所に行ってみました。
我が家にあるガイドブックによると
13世紀には、毛織物産業で栄えていて
ブリュッセルと首都の地位を争っていた
町なんだそうです。
そしてヨーロッパ最古の大学のひとつ
ルーヴェン・カトリック大学があり
ベルギー最大の学生の町でもあり
18世紀からビール醸造で栄えた
ビールの町でもあるんだそうです。
最初見た時に、ブリュッセルの
グランプラスにある市庁舎と似ているなぁ。
という印象を受けた我が家の飼い主たち。
それもそのはず、ブリュッセルは15世紀初頭に
ルーヴェンは15世紀半ばに
フランボワイヤン・ゴシックという
同じ様式で建てられているのです。
なんて繊細で美しい彫像なんだろう
と長い時間見入ってしまいました。
「石のレース」とも呼ばれている
236体の繊細な彫像は、1850年以降に
設置されたものだそうです。
立派な鐘楼があり図書館とは思えない
素晴らしい建物でした。
図書館前の広場には、こちらでよくある
移動遊園地が設置されていてこんな写真しか撮れず (^_^;)
移動遊園地と同化してしまっていますが
写真右側の巨大な虫を突き刺したようなオブジェは
芸術家のヤン・ファーブルが
ルーヴェン大学と市の協力を得て制作
したものなんだそうです。
ファーブル、巨大な虫?と聞いて
ファーブル昆虫記が
頭に浮かんだサブリーダー。
その閃き、単純すぎる!
でも帰宅後調べてみたら
ヤン・ファーブルさんは、
皆さんご存知のファーブル昆虫記の
アンリ・ファーブルさんの曾孫だそうで
サブリーダーの閃きは
なかなかいい線いってたわね。
テクテクお散歩を続け
スケルトンハウスのような
このプチ・トランが珍しく感じる。
これだと万が一風が強い雨の日でも
濡れないし、これからの寒い季節も
風に当たらずにすむからいいかもね。
市庁舎と聖ペテロ教会の間に写っている
なんとも奇妙なオブジェは・・・?
「フォンスケ(噴水の意味らしい)」といって
人生のよい時期を読書ばかりで
過ごすことへの忠告が込められている
んだって。
確かに学生時代は勉強、読書は
もちろん大事だけど
学生時代にしかできないお友達との過ごし方、
そしてそこから得るものも大事だもんね。
その後、フォンスケの右後ろにある
聖ペテロ教会を見学。
986年建造のルーヴェンで一番古い教会。
ここの見どころは
オランダ出身でルーヴェンで活動した画家の
ディーリック・バウツの
「最後の晩餐」と「聖エラスムスの殉教」。
本当は、宝物館のほうに
収められているそうなんだけど
現在改修中で、教会の中にガラスで囲われて
誰でも無料で見られるようになっていたそうです。
なんだか得しちゃった。ラッキー!
と少々喜んでいる人がいました。
リーダーとサブリーダーが交代で
教会を見ているのを待っている時の私。
わき目もふらずひたすら教会の出入り口を注目。
ルーヴェンは、ブリュッセルや
アントワープほどの
大きな町ではないけれど
我が家的には、なんとなく気に入った所みたい。
今回足を運べなかった所もあるし
再訪したいみたいです。