ポメラニアン ももののんびりオランダ生活

犬天国オランダから犬と一緒のお出かけや旅行、日常生活などを綴っています

エクストラタイム

本日もサブリーダーに

代わりをお願いしていますので

お付き合いのほどを・・・

 

病院から家に向かう車の中では

ぐったりはしているけれど

呼吸は安定していて穏かな様子。

無事に帰宅出来てほっとひと安心。

 

 

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帰宅して間もなく

こんなに生気がみなぎった表情を見せてくれ

やっぱり無理やりでも

連れて帰ってきて良かった。

 

その後、フーンと一声。

カバンに入っている時に

トイレに行きたくなると

お知らせしてくれるので

カバンから出すと

その場でオシッコができた。

でも用を足した後は

コロンと倒れてしまった。

 

犬の1日は人間の1週間に相当するそうで

1日半ほど病院のベッドで寝ていたモモは

筋力が落ちたのか

4回にわたるてんかんの発作で

脳のダメージが大きいのか

自力で立つことが困難な様子。

 

オヤツ食べる?

の言葉に反応したので

オヤツをあげることに。

 

 

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この通り、立てないんだけど

食べる気力はあるようなので

いつもよりオヤツを多めにあげて

食べ終わると

 

なんと懸命に自力で

立ち上がろうとしている。

この光景を見て動物の本能に

驚くと同時に涙があふれる。

 

少し腰のあたりをサポートしてあげたら

ヨタヨタではあるけれど

歩き始めたのでこれまたビックリ!

 

しばらくしてサポートをやめて

様子を見ていたら

尻もちをついたりコロンと転倒を

繰り返しているうちに

学習できたようで

ゆっくりゆっくり歩き始め

しまいには、お散歩にいきましょう~

といつもお散歩に行きたい時にする

行動をとるのでカートに載せて

家の前のいつものお散歩コースへ。

 

 

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カートの中ではこんな感じだったけど

カバさんのおもちゃの音に

わずかに反応してくれた。

 

リーダーと私は、家に帰って来られたし

オヤツも食べてお水も飲んで

カートでお散歩も出来て

もう思い残すことはないね

と涙を流しながらのお散歩を終えた。

 

 

ところが

 

 

モモは夜になるとものすごい勢いで

ご飯をむさぼり

 

 

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動いていないといつもと変わらないじゃん。

 

私が沢山流した涙を返しておくれー

と嬉しい大誤算 笑

 

でも現実は

 

病院で撮ったレントゲンでは

 

*心臓肥大

*気管が奥の方でものすごく細くなってしまっている

*腰のあたりにに腫瘍がある(たぶんガンだろうと)

*MRI は撮れないけど脳にも何かあるはず

 

心臓肥大と気管の事はもともと知っていたけど

心臓は本来の大きさの2倍にもなっていたらしい。

 

14歳という高齢、そして僧帽弁閉鎖不全症という

心臓疾患があるので麻酔などかけられないし

もう手の施しようがないのだそう。

 

人間の安楽死が合法のオランダでは

ペットがこんな状態だともしかしたら

安楽死を選択するのかも?

だから獣医さんも電話でパートナーと

話し合う様にって言ったんだろうな。

 

と満身創痍なモモなんだけど

ご飯を食べて排泄もできて

一生懸命生きようとする

力強いエネルギーを感じる。

 

頑張ってくれて一緒に過ごす時間が

まだあることはとっても嬉しいけど

もう身体はボロボロなんだから

そんなに無理しなくてもいいよ

という複雑な気持ち。

 

そんなに身体を張ってまで

未熟な私達夫婦に伝えなければならない

メッセージがあるのかな。

そうだとしたらちゃんと受け取らないとね。

 

我が家では、この時間を

エクストラタイムと称して

モモとの時間を今まで以上に大切に

過ごしていこうと思い

 

合言葉は、

 

エクストラタイムを楽しもう!

 

となっています。