リューベック
週末お天気が良かったので
「バルト海の女王」と呼ばれた古都
リューベックに行ってきました。
ホルステン門に向かって左右にライオン像があります。
起きているライオンと寝ているライオン。
何か意味があるのかな?
と思ったけどわからずじまいでした 笑
1464年から1478年に建設されたもので
建築中から既に壁の重みで塔が
傾いてしまったのだとか。
そしてこの門は、ユーロになる前のドイツマルク時代の
50マルク紙幣の絵柄となっていたそうです。
門の入口の上に書かれているのは、ラテン語で
内(リューベック)は、団結
外(門の外)は、平和を
という意味なんだって。
入口をくぐって裏側から見てみると
ちょっと違う感じ。
門のそばのトラヴェ川を歩いていると
ハンザ同盟時代、リューベックから80キロほど離れた
リューネブルクから仕入れられた塩を
この塩倉庫に保管し、
ハンザの商人たちが北海やバルト海で獲れた
ニシンなどの海産物を塩漬けにして
ロシアや北欧に輸出していたという歴史があるようです。
塩倉庫を見ながら歩いていると
カナルクルーズの出航時間が目に入り
時計を確認すると間もなく出発、
オランダ以上に犬天国のドイツなので
もちろん私(犬)もOKとのだったので
乗船してみることに。
1時間ほどのクルーズは、
ドイツ語オンリーの説明だったので
飼い主達は、内容を全く理解していなかったけど
お天気が良く開けている窓から入ってくる風が
とても気持ちが良かったからいいんだって 笑
クルーズ終了後は、マルクト広場の方に
歩いてみました。
ここの市庁舎は、黒いレンガが使われていたり
壁に風を通すための丸い穴が造られていたりと
なんとも珍しい建物でした。
そしてこの日は、市庁舎に面したマルクト広場で
子供たちのハンドボールの試合が行われていて
とても賑やかでしたよ。
写真(右)の出窓の装飾が印象的でした。
1250年から1350年にかけて造られた
ゴシック様式の教会。
8512本のパイプをもつ世界最大級のパイプオルガンなんだとか。
過去には、ここのオルガニストのブクステフーデの奏でる
オルガンの音色に感動したバッハは、
無断で休暇を延長してまでも
この教会に通い詰めたんだそうです。
1941年に英軍の空襲で破壊されてしまったこの教会は、
後に復元されたけど、戦災で地面にのめり込んで割れたままの鐘は
平和への願いを込めて現在もそのままの姿で残されているそうです。
教会の外に悪魔像がありましたよ。
なぜ教会に悪魔???
マリエン教会の建設が始まった時に
お酒好きの悪魔がぶどう酒酒場ができると勘違いして
建設の手伝いを頑張っていたけど
途中で実は、酒場ではなく教会だと気が付いて
怒った悪魔が完成間近の教会を破壊し始めた。
そこで住民たちが、それを止めるために
教会すぐ近くに酒場が建設することを約束すると
悪魔は、教会を壊すのをやめて
無事にマリエン教会が完成した。
というお話があるそうでこの像が造られたんだとか。
旧市街が世界遺産のリューベックは
とてもコンパクトで半日もあれば十分に
観光できる素敵な街でした。
最後にこの景色を見ながらリューベックの街をあとに
ブレーメンに向かいました。